感動の旅立ち
最近、仕事が終わると遠くの方から打ち上げ花火の音が聞こえてきます。
つくづく「夏はいいなぁ~」と実感いたしますが
観に行くことができないので、ちょっぴり寂しいです。
さて、ある夜に病院の裏ドアに何か「のそのそ・・・」と変な生物が歩いていました。
「もっ!もしかしたら大嫌いなゴキブリ!?」と思いましたが
よ~く見たらセミの幼虫でした。
またまたマニアックな話になってしまいますが
セミの幼虫は土の中にいる時は光に当たらないので
目が白いのですが、羽化が近くなると黒くなってくるのです。
その幼虫は目が黒くなっていたので、まさに羽化直前です。
通常は朝早くに土から出てくるのですが
間違って早く出てきてしまったのでしょう。
しかもコンクリートの上を歩いていたところをみると
うまく木に登れずに迷ってしまったのかもしれません。
ミカンの木に乗せてあげても、うまく登れません。
なんとなく少し弱っているにも見えます。
何とか木に登らせ、あとは様子をみるしかありませんでした。
翌朝、『かな』の散歩がてら、様子を見にいくと
ちゃんと抜け殻が残されていて
無事に羽化して飛びたったんだなあと思いました。
今頃は、心行くまで鳴いているのでしょうか。
夏が好きな自分に恩返しですね。