はじめに

整形外科は非常に痛みが伴いますので、当院ではモルヒネなどの強力な鎮痛剤を用いて、硬膜外鎮痛なので痛みを最小限に抑えます。

どんな手術もそうですが、ペインコントロールは術後成績の向上に大きく影響しますし、なにより患者さんに対しての動物愛護の観点からは一番に重要としなくてはいけません。

「あれ?うちの子最近、ちょっと歩き方が変…」「座り方が変」「段差を昇りたがらない」「お散歩ですぐに座り込んでしまう」などの症状がありましたら、ご来院しださい。

主な整形外科疾患

1)骨折

獣医医療での骨折治療は基本的には外科が基本となり、近年では人医と同様に色々な手術方法があります。しかし「一番良い手術方法」は存在せず、患者さんの骨折の状態に合わせて行っていきます。

当院では、主に内固定(プレート、スクリュー、キルシナワイヤー)と外固定(創外固定、ギブス)や骨移植を組み合わせて行っていきます。

整形外科は特殊で手術して終わりではなく、そこからがスタートです。人間と違って厳密な安静やリハビリが難しく、固定が強すぎると骨折した骨の治癒が遅れ、弱すぎるとインプラントの破壊が起こってしまいます。つまり、飼い主さんと協力して治していくのです。

予防としては、階段の昇り降りをさせない、ソファー等の高いところからのジャンプをさせない事などが挙げられます。

2)膝蓋骨の脱臼(膝のおさらのズレ

小型犬に非常に多く見られます。 現在、あらゆる手術法が考案されていますが、原因が完全に解明されていないので、完璧な手術方が確立されいません。

当院では検査と臨床症状で慎重に外科適応か判断しております。

こんな症状がありましたら、一度、受診をおすすめします。

  • ・たまに後肢をあげてケンケンの様な歩行をする。
  • ・突然、痛がる。
  • ・歩き方が変に見える。

3)十字靭帯の損傷

靭帯の損傷は四肢どこにも起こり得ますが、最も多いのが後肢の膝の十字靭帯の損傷です。 人間では、よくスポーツ選手がなります。この手術も完全な手術法がないので、やはり検査と臨床症状で慎重に外科適応か判断していきます。 特に近年では免疫系の疾患が関連していることもあり、安易な手術は、かえって悪化を招きます。 症状は痛くて足を上げてつかないことや歩き方が変になっていきます。 当院では関節内法、関節外法など手術を患者さんの状態にあわせて行っています。

診療日カレンダー

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当病院へのアクセス

綾瀬市落合北7丁目4-61

駐車場7台完備

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